池亜佐美・山中澪 二人展

「かもめ かもめ」



Staff List:
池亜佐美・山中澪 二人展「かもめ かもめ」
企画・主催 コ本や honkbooks



展示詳細

会期|2018年7月3日[火]-8月5日[日] ※月曜定休,7月16日(月祝)は営業/翌日休業
会場|コ本や honkbooks 〒114-0002 東京都北区王子1-6-13
開催時間|12:00-20:00
入場料|無料
web|http://honkbooks.com
tel|03-5944-6990


[同時開催]
カフェ マキヤにて過去作品原画などの展示やトークイベントも行います。

〈展示〉
会期|2018年7月3日[火]-8月4日[土] ※日曜定休
会場|カフェ マキヤ 〒114-0002 東京都北区王子1-22-16
開催時間|8:30-19:30, 土曜のみ8:30-17:00
入場料|ワンオーダー制

〈上映・トークイベント〉
日時|7月21日[土] 18:00-20:00 (17:30 開場)
折笠良×池亜佐美×山中澪「きく、みる、よむこと つくること」
アニメーション作家の折笠良さんをお招きし、登壇者3名による上映をもとにアニメーションとことばの関係についてのトークイベントを開催します。
会場|カフェ マキヤ
参加料|500円+おやつ付きドリンク600円
予約|http://ryo-asami-mio.peatix.com/

DM

 

王子にある”本や”「コ本や honkbooks」にて行われた、
池亜佐美・山中澪による二人展「かもめ かもめ」にて作品発表を行いました。

 

展覧会シノプシス

ソーリン 劇場がないじゃ、話になるまい。

トレープレフ だから、新しい形式が必要なんですよ。新形式がいるんで、もしそれがないんなら、いっそ何にもないほうがいい。
ーチェーホフ《かもめ》(神西清訳『かもめ・ワーニャ伯父さん』より)

 

これは、作家、女優、医者、教師……様々な人間たちが湖畔の田舎屋敷を舞台に、恋や生活、芸術に頭を悩ませる戯曲の一節である。物語は演じられることを前提としており、登場人物の中身は全員役者、彼らの立つ場所は文字通り劇場の舞台だとも言える。そして、劇中劇が象徴するように、演劇自身について語ろうとする演劇でもある。
何をどう描けばアニメーションは《かもめ》になれるだろうか?
(池亜佐美、山中澪)

 

池亜佐美と山中澪はともにアニメーションを扱う作家ですが、池は、空間が現実にはありえない質感をもって変容していく ことを楽しみ、山中は、言葉が持つ目に見えぬ意味が動き出す瞬間を捉えようとしています。二人でつくる展覧会を 思索する中で、池は「アニメーションの新しい形式」について触れ 、その言葉に山中はチェーホフの《かもめ》を想起しました。
戯曲を含むあらゆる本が並ぶ空間で、手法としてのアニメーションは、どう《かもめ》に応え得るでしょうか。描かれたことばの向かう先を、池、山中の二人がコ本やにて展開します。

 


 

展示風景

 

 

展示作品(池亜佐美)

 

「戯曲の書かれている本」自体をタイムラインの集積地とし、そのページの間を役を演じる役者の姿のアニメーションが行き来する。
戯曲の中で演劇を語るかもめの中で、本の時空とアニメーションの時空を一体化させる。

 

 

展示作品(山中澪)

 

photo by Kenta Umeda

 

 

 

memo

 

 

 

 

 

カフェ・マキヤ会場

 

トークイベント「折笠良×池亜佐美×山中澪「きく、みる、よむこと つくること」

 

ゲスト:折笠良
司会:小光
登壇:山中澪、池亜佐美

 

上映作品

山中澪
えんえん/物語たちへ/竹

池 亜佐美
USAWALTZ/USALULLABY/インスタレーションダイジェスト

折笠良
Scripta volant/水準原点/Notre chambre/地面の底の病気の顔

小光
Wonder In Wonder

など

上映作品の中でweb上で見れる再生リスト