DM
王子にある”本や”「コ本や honkbooks」にて行われた、
池亜佐美・山中澪による二人展「かもめ かもめ」にて作品発表を行いました。
展覧会シノプシス
ソーリン 劇場がないじゃ、話になるまい。
トレープレフ だから、新しい形式が必要なんですよ。新形式がいるんで、もしそれがないんなら、いっそ何にもないほうがいい。
ーチェーホフ《かもめ》(神西清訳『かもめ・ワーニャ伯父さん』より)
これは、作家、女優、医者、教師……様々な人間たちが湖畔の田舎屋敷を舞台に、恋や生活、芸術に頭を悩ませる戯曲の一節である。物語は演じられることを前提としており、登場人物の中身は全員役者、彼らの立つ場所は文字通り劇場の舞台だとも言える。そして、劇中劇が象徴するように、演劇自身について語ろうとする演劇でもある。
何をどう描けばアニメーションは《かもめ》になれるだろうか?
(池亜佐美、山中澪)
池亜佐美と山中澪はともにアニメーションを扱う作家ですが、池は、空間が現実にはありえない質感をもって変容していく ことを楽しみ、山中は、言葉が持つ目に見えぬ意味が動き出す瞬間を捉えようとしています。二人でつくる展覧会を 思索する中で、池は「アニメーションの新しい形式」について触れ 、その言葉に山中はチェーホフの《かもめ》を想起しました。
戯曲を含むあらゆる本が並ぶ空間で、手法としてのアニメーションは、どう《かもめ》に応え得るでしょうか。描かれたことばの向かう先を、池、山中の二人がコ本やにて展開します。
展示風景
展示作品(池亜佐美)
「戯曲の書かれている本」自体をタイムラインの集積地とし、そのページの間を役を演じる役者の姿のアニメーションが行き来する。
戯曲の中で演劇を語るかもめの中で、本の時空とアニメーションの時空を一体化させる。
展示作品(山中澪)
photo by Kenta Umeda
memo
コ本やにて、山中澪さんとの二人展かもめ かもめ 開催中です。レンチキュラーかもめカードは販売している本を800円以上お買い上げ頂くとおまけでプレゼント! pic.twitter.com/4PNno5Uwjx
— asamiike (@LILtasm) 2018年7月4日
コ本やにて開催中の池亜佐美・山中澪 二人展「かもめ かもめ」、私は戯曲かもめのページの隙間にはさまった、役者さんが舞台の面に立っていない演技のスキマの時間を切り取ったアニメーションを、コ本やのすきまに展示しています。https://t.co/BMPNk9orsH pic.twitter.com/FuvVM7R034
— asamiike (@LILtasm) 2018年7月27日
miniTV.gif pic.twitter.com/D8NioTmalr
— asamiike (@LILtasm) 2018年7月13日
コ本やにて開催中の「かもめ かもめ」 カフェ マキヤ会場にてミニテレビも置かせていただいております。カウンター新聞置き場の上にございます。https://t.co/BMPNk9orsH pic.twitter.com/NjAWEBwkT0
— asamiike (@LILtasm) 2018年7月10日
カフェ・マキヤ会場
トークイベント「折笠良×池亜佐美×山中澪「きく、みる、よむこと つくること」
ゲスト:折笠良
司会:小光
登壇:山中澪、池亜佐美
上映作品
山中澪
えんえん/物語たちへ/竹
池 亜佐美
USAWALTZ/USALULLABY/インスタレーションダイジェスト
折笠良
Scripta volant/水準原点/Notre chambre/地面の底の病気の顔
小光
Wonder In Wonder
など
上映作品の中でweb上で見れる再生リスト
今日もクローズしましたー!
今夜は折笠良さんをゲストに迎えて、池さん澪さんと上映イベントを開催しました。お客さんもいっぱい来て頂き、打ち上げも盛り上がっています!
今回はカフェまきやさんのお陰で実現できました。感謝です🦆🦆🦆
小光ちゃんお疲れさま〜
明日もコ本やでお待ちしていま〜す🦆 pic.twitter.com/7PHl09UJPj— コ本や honkbooks (@honkbooks) 2018年7月21日