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ポプテピピック#11


アニメ「ポプテピピック」

第11話原作再現パート<POP TEAM EPIC>のコーナー監督を担当しました。
ポプ子がサメちゃんと楽しく遊んで帰って寝る前に思い出す回です。

 

 

クレヨンと水彩で描きました。
最初にクレヨンで全コマの主線を描き、色ぬりは沢山梁さんに手伝ってもらいました。

 

 

 

 

 

めっちゃ描いたやつめっちゃ塗ってもらった
あと曲も作った

ポプテピでは他に猫か犬も描きました
最初かなりしっかりしたキャラクタデザインがあったのですが、
なんか違うということで適当に描いた猫か犬が採用されました

 

 

あとはこまこまと、第1話の美術補佐やら第3話の衣装デザインやらやらせて頂きました

ポプテピピック楽しかった

お疲れ様でした。

 

 

 

 



WORKS,アニメーション,自作のアニメーションの解説



うちなーであそぼ 小アタビーと大アタビー


沖縄NHKを中心に放送される「うちなーであそぼ」

沖縄の民話をウチナンチュ(沖縄ことば)のセリフで語るアニメーションのコーナーです。

これまでも何本か製作させていただいておりましたが、2007年三月放送の本作で4本目になります。

今回はアタビー(カエル)が出てくるお話。

のんびり気ままな大アタビーは、好き放題に暮らしています。

しっかり者の小アタビーは、いつでも何があってもいいように、特訓の日々。

そんな2匹のいつもの日々に、とある事件が起きて・・!?

 

アドリブの歌唱に合わせてカエルたちが踊ります。

 

アタビーの動きの可愛らしさが目立つよう、今回は特に背景をできる限りシンプルにしました。

色彩で、場面ごとの空気感を表現しています。

 

 

うちなーであそぼは、BSワールドでの世界放送も始まったとか。

東京のNHKでもたまに放送されております。

若手の映像作家が手がけているシリーズはどれも個性的で面白いです。

どこかでお目にする機会がありましたら、ぜひ!

 

http://www.nhk.or.jp/okinawa/asobo/story.html

 

 



WORKS,アニメーション,自作のアニメーションの解説



夢見るVR


2017年10月4日、11日放送のテレビ朝日 バーチャルドキュメント「夢見るVR」のOPムービー、タイトルロゴなどの番組デザイン、VRスタジオ背景を担当しました。

 

VR技術を使って、街ゆく人々の夢を叶えると言う企画で、技術とエンタテイメントの融合が素晴らしい番組でした。

 

 

VRは実際は撮影機材もまだまだ進化途中で、8Kの撮影編集はかなり困難があったようでした。

VRの体験を平面で伝えるのはとても難しいのですが、

この番組では、VR背景とカメラワークが完全に連動すると言う技術を使っていて、

人物とVRでできた背景をリアルタイムで合成、撮影することができる、MR(Mixed Reality:複合現実)と言う技術が使われたスタジオにて撮影されていました。

http://www.cos-vr.com/about_mr_box.html

この技術によって、VRの中で夢を叶えた人物の姿が、より自由で臨場感あるカメラアングルで撮影することができ、

まるでその空間に実際にいるような光景が撮影されておりました。(写真は実験中のディレクターさん達)

 

 

スタジオのバックのVRとして、オリジナルで作っていた「ZOOJAZOO-my stomach-」を採用して頂きました。

コアラたち、初めてのTV出演です.

番組進行はぺこさんとりゅうちぇるさんのお二人。二人を囲む形で、動物たちが番組を見守っているような背景になりました。

 

 

OP映像では、3匹のユニコーンが走ります。

楽曲はtomgggさんのButter Sugar Cream (MAXO Beammix)、ナレーションは能登麻美子さんと言う、ソフトエッジな最高の組み合わせ。

音も絵も浮遊感溢れる素敵な雰囲気に仕上がりました。

 

 

 

番組内では、若いお坊さんがホストクラブをVRで体験したり、電車大好きな少年が一番乗りたかった車両に乗ったりと、いろんな夢がVRで体験できてゆくのですが、お父さんが船乗りの仕事をしていて普段ほとんど会えない、という女の子の「お父さんの働く姿が見たい」という夢を叶えてゆく中で、VRでお父さんの船の中に乗って、お父さんがメッセージをくれているのを見て娘さんが会いたくなって寂しくなって泣いちゃうシーンがあり、、

普段技術や映像体験としていかに”新しい体験”をするかということばかり考えていたので、こんなにもエモーショナルに人の心に寄り添えるということがとても新鮮でした。

ディレクターの菅原さんが、「TV屋だからこそできる最新技術の伝え方をしたい」とおっしゃられていて、まさにそのような内容です。

 

単発の企画なので2回で終わってしまいましたが、また続いて欲しいと願っています。

 

Animation Staff:

Dir. 池亜佐美

Support:

渋谷絵理子

梁佳緒里
山中澪



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クリスマスアニメーションワークショップ


 

2017年12月2日(土)と3日(日)、たまプラーザテラス プラーザホールbyイッツコムさんにて、東京芸術大学映像研究科Presents「クリスマスアニメーションワークショップ サンタさんのお手伝い!」を開催いたしました。

WS内容の企画、WSキットのデザイン、トータルデザインなど全般を担当いたしました。

 

 

「サンタさんのお手伝い!」というテーマで、上映のほか大きく4つの体験コーナーを設けました。

工作のワークショップは2つ。当日にディスプレイしていた工作のご案内ムービーはこちら。

 

 

一つ目はソーマトロープと言う原始的な視覚おもちゃのワークショップ。勢いよく回すと表と裏の絵が目の中で重なります。片面にはすでにサンタさんのシルエットや、ツリーなどのイラストが用意されており、もう片面に重ねたい絵を考えて描きます。

たった表裏でも思わぬ裏切りがあって、単純なワークショップなのですが、これがやって見ると意外と面白い。ご案内ムービーの最後にもいくつか作例がありますが、片面がおんなじ絵のものを選んで見せ合いっこするととっても楽しいです。

 

 

 

 

2つめのワークショップは、「サンタハットがなくなっちゃった!」と言うことで、帽子型の被れるゾートロープを開発しました。

 

 

ゾートロープは昔ながらのアニメーションおもちゃでありますが、被れる帽子型のものはたぶん世界初 !

仕上げの部分が難しいのですが、お手伝いサンタさんたちがたくさん子供達のヘルプをしてくれたおかげで、みなさん楽しく作ることができました。

 

 

かっこよく仕上げてくれました。

3つ目は太鼓を使った、リズムに合わせてデジタルで2コマアニメが楽しめるワークショップ。

飛べなくなっちゃったサンタさんを応援するアニメを作ります。映像のリズムと案内に合わせて、太鼓をたたくとコマが切り替わり2コマアニメが好きなタイミングで動かせるという仕組みです。

技術協力はアニメーション専攻助教でもある松本祐一さん。

 

 

サンタさんはどうして飛べるのかは、世界的にも明確な理由は無いらしいです。

そのほかアニメーション専攻の子供向け作品の上映や、上平晃代さんの「オオカミのゆりかご」、小光さんのhere AND thereの展示も行い、様々な形のアニメーションをつかった作品の紹介を行いました。

 

 

参加してくれた皆さん、なんとなくこんなこともあったなぁと、覚えていてくれるかな?

大規模なワークショップでたくさんの方にご来場いただきました。ご来場いただいた方々並びにご協力いただきましたスタッフの皆々様へ誠に感謝申し上げます。

 

 

 



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セカイ系バラエティ 僕声


「このバラエティ番組で世界を救えるか。」

をテーマに、今をときめく人気声優陣と、バラエティ番組の第一線の製作陣がタッグを組んだ異色のバラエティ番組です。

OPを製作させて頂きました。

http://www.wowow.co.jp/bokukoe/

2018/5/31まで見逃し配信中だそうなのでぜひ。

声がテーマでコラージュの質感のあるブラックファンタジーでセカイ系なOP、のようなリクエストがあり、声にまつわるエトセトラを映像に落とし込んでいくことになりました。人体の仕組みの図鑑とにらめっこしながら、、

 

喉仏は英語だと「Adam’s Apple」と言うのですが、喉仏ができたアダムの伝説からオープニングは始まってます。

 

 

リンゴの芯の部分がのどぼとけに似ているからAdam’s Appleと言うという説があります。

海外のアーティストがそれをテーマにした作品:http://gavinturk.com/artworks/image/1145/

こう見ると確かに。

上下で蛇がリンゴを転がしているのはヘビが知恵の実を進めたと言う聖書の記述から ちなみに周りの黒い部分は喉仏のシルエットになっています。

 

https://www.youtube.com/watch?v=FJ29uTo8J50

 

これは参考にしていた世界で一番喉仏が大きい人の動画です。

 

声帯

 

ナショナルジオグラフィックの動画シリーズで、スティーブンタイラーの脅威の声帯を紹介するものがあるんですが、熱唱中のライブの映像に声帯のアップがインサートするところなど見所が多いのでおすすめです。

 

 

肺胞

 

 

グロっぽくなりすぎて一瞬で見えなくしてしまったんですが、この一瞬膨らむ肺胞は、風船に血管を描いたものに空気を出し入れしたものを動画素材としてコラージュしました。

 

 

コルチ器

(音を受け取る器官で、耳の中の蝸牛の中にあるものです)

 

 

気に入ってる場面です。

 

そのほか、肺に入った空気が声となって口から出てくるところまでを一連のアニメーションで描いたりしました。

CGが今のように使えるようになる以前の、医療用なのか、教材用なのか、人体の仕組みを手描きのアニメーションでじっくり作っているフィルムなど、製作中に参考に何本か見ていましたが、手描きアニメーションの独特の温もりと科学的な冷静な視線のコントラストがなんとも際立って良いです。

 

 

 

 

僕声番組公式twitterの、事前生放送企画の中で、出演者の畠中佑さんが「こんなの俺らみたいな職業の人にしかわからないだろ!」とツッコミを入れつつ、見事に何が描いているかを解説してくださったのには本当にびっくり感動しました。

 

 

まさか、アダムの図が肺呼吸、腹式呼吸をしていると言うところまで見分けて頂いていたとは、、、!本当にありがとうございました。

 

Animation Staff:

Dir. 池亜佐美

Support:

渋谷絵理子

梁佳緒里
山中澪

 

 

 



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